高橋栄津子

アーユルヴェーダ、鍼灸、マッサージ治療院 -LaMar ラマル

アーユルヴェーダ、鍼灸、マッサージ治療院  -LaMar ラマル (ラ・マル)
  • 気付きの綴り

  • 09/09/29 「素直」という大切なパワー

  • 気付きの綴り : 日々実感する私の気付きを綴らせていただきます。
「素直」という大切なパワー

素直さはパワーだと思います。

素直な方は治療も効きやすいし、習い事等も修得しやすいのではないかと思います。 私も「○○さんは素直だから良く効きますね〜」と感想をお伝えすることがよくあります。

素直ということはどのようなことでしょう?

素直な心を分析すると、信用・信頼して受け入れている時、さらに感謝もしている状態だと感じます。

いつも素直でいられたらいいな、と誰もが思っているのでしょうが、頭で思っても実際には思った通りに素直になれません。

何が邪魔して素直になれないでしょうか。

いろいろあるのでしょうが、観念や自我、知識が自分のそれらと違う時に疑いを持ち、または抵抗して受け入れられなくなるように感じます。

観念が強く抵抗していると感じるのは鍼治療をお薦めしたときに、鍼が恐いと感じる方によく見られます。ご自身のネガティブな先入観・観念が、ご自身にそれに応じた現象をもたらします。例えば痛みへの恐怖心がそれほど痛くないのに痛みを増大させてしまうこともあるのです。

恐怖心がなく「効くならなんでもやって下さい!」という受け入れがある方は効果が見られることが多いです。抵抗があり恐怖心に怯えながら受けたとしたら、逆効果です。
私の父は鍼治療に対して恐怖心が強かったので治療を受けた当日血圧が上がって一睡もできませんでした。他にも発熱したり、湿疹が出たりしたという話を聞きました。内側の抵抗するパワーもすごいパワーなのだと知らされました。


食生活の話をする時は過去に入れた情報で定着した知識が抵抗します。「肉や魚は食べなくても大丈夫なんです」とお伝えすると「それではたんぱく質が摂れない」とか。
知識で解るのは全体の一部なのです。それを理解した上で内側の領域を広げて行くつもりでいると新しい情報・出会いを素直に受け入れられるのではないでしょうか?

特に新しいものを学ぼう、修得しようとする時は過去の知識にこだわらず、頭をまっさらにしたほうが葛藤なく入って来るので抵抗が起こらず疲れないと思います。

「自分の考え方と合えばやってみる」などもよく耳にします。

自分の頭が納得するもの、自分の領域に収まるものばかりを収集していたら、限られた領域がぎゅうぎゅう詰めになってしまいます。
自分にはなかった領域を増やすことで新たな体験や発想ができるのではないかと思います。

現代は「科学的に証明できないものは信じない」など疑うことを強めているように思います。
私はヨグマタにお会いすることができ、信じる力が大切だと教えていただきました。 そしてありがたいお言葉をいただきました。

「信じることは受け取る力」

このお言葉は真理だということを今までにたくさん学ばせていただきました。

素直に信頼して受け入れることで新しい領域を開拓され、さらに自由にとらわれなく、エネルギーを無駄に消耗せず、楽になっていかれた方々に教えていただきました。

素直さはパワーだと実感して、ここでお伝えさせていただこうと思います。

人生はよく川の流れに喩えられます。
一人一人は支流の小さな川ですが徐々に大きな川に合流し、やがては海に流れ込んで海になります。
支流のままでいたい、と抵抗して流されまいとしがみついていてもいつかは海へ流れつきます。

それは小我から大我へと変容していく様子です。
個人のとらわれた見地を離れた自由自在の境地へと変容するには素直さが大切なパワーだと実感することができました。

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